「それは、意思疎通である。完、じゃなくてか?」
若干違うと思っている。というかなんでコミュニケーションに「意思疎通」って訳がついてるかっていうと
外国語を日本語に訳すことができる知力を持っていたから
だと思ってて。
「まあ通訳なんだからそれは当たり前だろう。」
それなんだけど自分はコミュニケーションもマナ5色で色々変わってくるからあえて
関係性の構築
という意味で使おうと思ってるのよ。
「これもマナの色で一気に変わるのか?」
うん。しかも反対属性のマナの色を見事に否定した形で。
コミュニケーション:白マナ
実際コミュニケーションに使うリソースってのは各色違ってて。
・リソース:慈悲の心
対象を信頼し、一つの命として扱うこと。
その対象には死んで欲しくない。
白マナならこうなる。というかマンガの主人公はかならず相手にこの接し方が出来る。
このコミュニケーションだけで精神的にオーバーキルされている状態が「尊い」って言ってる状態なんだろうさ。ペット相手でも恋人相手でも好敵手相手でも。
「それが人間相手でも動物相手でもか…あ、『一人の人間として』ではなく『一つの命として』って書いてるのはそういうことか!」
そう。だからマンガの最終回で主人公がヒロインと結婚するシーンが多いのもここが絡んでる。
①戦場で仲間と息を合わせる
↓(それが出来ない戦士は戦場で生き残れない)
②休息のときに心を通わせるタイミングがある
↓(ここで心が合わない奴なら背中から撃てば良い)
③死んでもらいたくない相手が戦いを終えて共に生きている
↓(戦場で片方が死ぬことはザラにある)
④プロポーズがたいてい成功する
となるんだよ。なんと言うか生存者バイアスというか生還者バイアスなんだろうけど。
①で息を合わせ②で心を合わせ③で共に生き延びたからこそ「結婚しよう」が簡単に通る。
「一番重要なのは②だけどな。」
コミュニケーション:青
これが仕事場で一番必要なコミュニケーションになる。
・リソース:判断力
対象の意思や内容を正しく理解する。
そこに曖昧さは必要ない。
コミュニケーションを「意思疎通」と訳した理由は恐らく此処にある。
そしてこのコミュニケーションが仕事で一番必要なことだ。
それをしなければいけないのは自分だから。
「だが法治国家とも貨幣社会とも引き剥がされてる世界はあるわけだな…」
コミュニケーション:黒
さてここからちょっとヤバイ。
・リソース:(死に直結する)恐怖
対象に絶対服従を強いる。
相手が反応することは求めない。
ちなみにこれに関連することをココで言っているのだが
ココで言う死は「生命力の消滅」という事を意味する。
だが生命力よりも先に
- 社会性(名声など)
- 財力
- 精神力
- 生命力
と繋がり、上が削られた際のダメージが一つずつ下に及ぶ形となる。
(リンク先でも語っているが、精神力のオーバーキルで生命力が尽きると…)
そして日本人の考え方だと暴力が
自分の意志でand相手の人間のand体にand確認可能な外部からand質量による外傷を与える
の5つ全てで当てはまってようやく暴力だと認識されるから
必然的に生命力がオーバーキルされる形になる。
そしてそれを求めるのは往々にしてあまりにも身近な大人であるわけで。
(肉親とか義務教育とか)
コミュニケーション:赤
そしてこのコミュニケーションが芸能の主軸。
・リソース:魅力
他者を魅了し賞賛する。
法も命も知ったことではない。
各種芸術というか物語に属するものが軒並みこのコミュニケーションが取れる。
そして物語が「筆頭主人公の人生の一片を切り取ったものである」から
主人公の物語が書き残されていくのだ。
(ちなみにサムライは褒めたら負けだし義務教育は魅力を持つことを許さない)
コミュニケーション:緑
そして一番ヤバイと言うか野蛮人的なコミュニケーションがこれ。
・リソース:コンタクト(接近、接触、近接戦闘)
自他問わず反応すること。
反応の種類が何かの理解は要らない。
これが一番危険と言うか、暴力に直結したコミュニケーションである。
正直三大欲求が「金!暴力!!SE○!!!」になってる人の2項目で行えるコミュニケーションである。
(人間の三大欲求が食欲、性欲、睡眠欲なら上記のものは人非人の三大欲求であろう)
これがコミュニケーションになっていると
苦痛でも恐怖でも絶望でも、
果ては断末魔の絶叫でもコミュニケーションとなる。
それこそ嫌いだと至近距離で言うために対象に接近したり
直接触りながらセクハラしてても「嫌よ嫌よもスキのうち」と言ったり
相手を殴った際の反撃や回避どころか致命傷を受けて痙攣している姿でさえも反応になる。
人の死でさえリアクション芸として認識できるのだ。
そして最後に一番重要なこと。
白、青、赤の
コミュニケーションを取ろう。
だがこの色のマナは少なくとも親元と義務教育から抜けられない間は持つことが出来ない。
社会に出るためには、法治国家で生きるためにはこのコミュニケーションを出来るようにしよう。