日本人には身近に、3つの治外法権がある。
「なんだその3つの治外法権ってのは。」
一応自分が考えている点があって、まずその3つってのは
・親元
・学校
・TV
この3つだったりする。とりあえずここから離れられれば『自分で生きることができる』ようになることだけは間違いない。
「で、親元がなんで治外法権よ。」
法の内側で法から守ることができる存在がある意味「親」だからね。
だから子供を人間として育てる親ならまだいいんだが
しつけの名の下の暴力とか子供に絶対服従を強いるとかする親からは
特に逃げたほうが良いって思ってる。
「それは親が『人間になったら御しきれない』と思ってるからじゃないのか?」
まあ、ね。正直しつけは『子供が不当な暴力を振るった時、それを止める』ことを目的にしていればそれだけで良いんだ。
「で、2つ目。学校が治外法権ってのは。」
厳密に言うと学術組織全般。国民の三大義務として勤労、教育、納税があるから
義務教育は絶対のモノだとしてもそこを思考の起点にすると社会に出た瞬間にいきなり法の外になる。
法の外で暮らしてた人がいきなり法に適応しろって言っても無理な話。
だってよく考えてみてよ。日本の不良マンガの舞台、半分以上は高校(学術組織)だぞ?
正直高校生の会話で「週5でバイトなんてありえねー」とか行っていたが、固定費を自分で払う事わかっていればそんな言葉は出ない。
「そして3つ目のTVはなんで治外法権。」
主にバラエティがそれにあたる。ある意味秩序を否定することを根底にしてるからね。
それが基本の思考だと
・禁止されたことをする(やるなよ、絶対やるなよ)
・質問に対して正しいことを言うより面白いことを言う(大喜利)
・積み重ねたものを一切無に返す(最後の1問100万点)
この辺が基本になってくる。
まあアニメやドラマのストーリーに関しては「それがなぜ法の外にあるか」を説明できれば問題ない。
ニュースも犯罪のことを知らしめているが、それは事実として知っておく必要がある。
「でも力は強いだろうよ。」
新聞、ラジオと手を結んでるから情報を発信する者として絶対の力を持っていると思ってるのは確かよ。
事実三種の神器として洗濯機、冷蔵庫と並んだこともあるし。
一度神として崇められたら、その努力は忘れられないだろうよ。
「で、そこから逃れるメリットと聞こう。」
まず親元から逃れることで「法の下で生きることができるようになる」。
学校から逃れることで「勉強以外の知識も必要であるとわかるようになる」。
TVから逃れることで「秩序にそって生きられるようになる」。
まあ乱暴な意見ではあるが、こういう考えもあると思って欲しい。
で、この3つに共通している事が「『絶対』に甘えている」ってことなんだ。
「現に滅んでいたりするのか?」
うん。そう思う。現に結構滅びは見える。
子供に絶対服従を強いた親はその子供が奴隷と同じ思考になるから、その子供は稼ぎ口にならなくなって
社会的にまず間違いなく滅ぶ。
で、義務教育だから絶対に行かなくてはならないという「拒否できない」に甘えて何も対策しなかった
学校及び学術組織も割りと滅びの道を歩んでいる。
そしてTV。好きな時間に好きな番組を見られないのは現代にあっていないとはよく言われるし、
TV番組もCMを見せるための存在になっていると、TV番組そのものの強みが無くなる。
一応キーワードはそれぞれで言ったつもりだけど…
・しつけの名の下の暴力とか子供に絶対服従を強いるとか―
・勤労、教育、納税があるから義務教育は絶対のモノだとしても―
・情報を発信する者として絶対の力を持っている―
「まあ、上に立つならそれなりに対策しようぜ、ってな。」