うたかた一発劇場(出張版)

ESPANAの日々徒然ブログ(ゲーム多め)。

名言

ゲームでも信じると言う事。

投稿日:2019-07-03 更新日:

結局TCGでも勝てなくなった。というか
正直TCGを組み手だと思ってプレイしてるんだけど
あまりにも勝てないと「自分からサンドバッグになりに行っている」感じがする。

実際Code Of Jokerの大会で司会の方と対戦した事あったのだが
そこの会話でこういうことがあった。

こっちは相手のデッキを予想し、その切り札に対して対策できるデッキを使ったが
その切り札を倒す返し札を全部読みきられて一方的にひねりつぶされた。

そのときの感想戦で

「切り札に対しての返し札が来るのは解ってたので、それを返せる札はいつでも使えるようにしていました。
何にせよデッキ圧縮でいつでも引けるようにしてますから」

という言葉に対して

「え、確率上げただけで引けるようになるものなんですか?」

とあまりにも自然に言葉が出てしまった。

ちなみにデッキ圧縮とは…
カードの効果などでデッキの残り枚数を減らし、引きたいカードがデッキの中にほとんど入っている状態で
ドローすることである。その状態なら欲しいカードがかなりの確率で手に入る。

…そう、かなりの確率であって100%じゃない。
デッキを残り5枚にまで減らし、そのうち3枚が引きたい切り札だとしても
最後の最後まで切り札を引けるわけなんてないじゃない?
というかどんなに確率上げても事故起こすのがデフォルトでしょ?

…自分の中にあるこの思考が、あらゆるもので強くなれない原因だって事が解りだしてきた。

正直切り札を連発できれば強い。ただ単純に強い。正直相手に散々飽きるほど切り札食らわされて

「くそっ、馬鹿の一つ覚えみたいに連発してきやがって」

と思ったことも良くある。だがそれは

切り札を連発できると信じてデッキを構築し
切り札を連発する力を持っていることなのだと思っている。

つまり、「自分が選んだ最強の切り札」を信じているからこそ出来るのだ。

自分にはこれが出来ない。どんなに切り札を選んでも
「切り札は決して都合よく来るものではない」
と切り札も自分も信じられていないからこそ
カウンターも大量に、他の切り札も大量に入れて
「お前切り札どこに行った」と言われるような勝ち方をしているのはある。

というより自分の切り札が強いということも
自分自身が成長すると言う事も
ある意味では「自分自身を信じる」ことに繋がっている。

だから自分は相手が「切り札なんて引けるわけがない」と信じて戦っている。
しかし相手は切り札を最高のタイミングで使って来る。
それは勝てるわけがない。

ゲームだけではない。仕事でもそういうことが多い。

何にせよ「仕事が上手くなることを信じ切れていない」のだ。
それは出来るわけないだろう。
実際仕事を始めて上手くいかず、ちょっとだけ出来るようになってしばらくすると
『仕事を初めて行った時より遥かに出来が悪くなる』事が多々あるのだ。
そこからは逆転不能でどんどん下に落ちていく。
仕事だけならマシだ。コレがあるから新しい事も「出来るようになるわけなんてない」と言うのが
頭の基本になっているのだ。資格試験も新しい技能も、
イラストレーターやフォトショップも満足に出来るようにはならなかった。

おかげで離職回数は19年で20回に乗った。労働で稼げる能力はないと確信させられた。

…きこりのジレンマという言葉がある。
斧を研げば木は切れるようになるが、その時間すら存在しない。
それで斧を失えばゲームオーバーなのだが…

あえて親のせいにさせてくれ。こんなところじゃないと発散させられない。
母親からはたった一つの失敗で責め挙げられて、
父親からは自分が敗北する事をひたすら喜ばれた。
そのくせ稼ぎ口が自分ひとりしかいなくなれば金を払えとせっつかれて
技能を鍛える事も出来なかった。
月給16万、固定費14万。流石に税金で赤字にさせられた。

辛かった。ただ辛かった。
失敗したら生きる資格まで奪われ、
敗北したら喜ばれるなんて。

またTRPGでも確率を信じられなくなった事があった。
行動性効率95%、それを2回連続で失敗したのだ。
そのときはキャラクターシートを破り捨て、その場で数分絶叫した。
…部長のときに知り合いに部員(女子)の情報を教えて、その女子部員が
「あなたは信用できない」と言って退部。
そのときには母に「お前のやったことはなぁ、お前らの用語で犬死にっていうんだよ」って言われたっけ。
これがあったからコンプライアンスが問われる前から
機密保持の関しては厳命してる節があるんだけど。

でも結局、ゲームが好きなのは

自分が今まで出会った人間の中で自分の成功を喜んでくれたのは
ゲームを介して出会った人にしか存在しないからだ。

音楽ゲームでもそうだ。クリアできない曲に対して助言をくれて
クリアできたらおめでとーって言ってくれた。
ダンエボでも先生からダンスレッスンの指導を受けて
最高評価のAAA出してミッション達成したときには
本気で喜んでくれた。

ただ家でのネット麻雀では親は自分が勝った事より
負けたことをひたすら喜んだのだが。

しかしコレだけはいえる。
あまりにも出来が悪いと、初勝利さえも喜んでもらえなくなる。
初勝利した事よりもその勝負に挑んだことを責め苛まれた上で
その勝利をなかったことにされる事があるのだ。
人生初の営業職でそれを体感した。

2勝13敗という負け方は人として卑屈になる上に負け癖が付くと言われているそうだが
1勝14敗の負け方は、勝利すら喜ばれなくなる負け方なのだ。
それだけは避けなければならない。

喜びを倍にして、悲しみを半分にする真の友がいても
2勝13敗だとやればやるほどマイナスになる。

まずは信じよう。こんなずたぼろの人生にならないためにも。
自分を信じたら、勝利を喜んでくれる人間にふれよう。

できればそれを人生の初期に行おう。
…がんばれ。

-名言

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斑鳩冒頭読解。

我、生きずして死すことなし。
理想の器、満つらざるとも屈せず、
これ後悔と共に死す事なし。

○年殺し。

「突き刺せ、ドリル!バンカァァァァァ!!!」
「らめぇぇぇ目覚めちゃううぅぅぅ!!!」

ドローとは。

ずっと俺のターン。

成功:失敗=+1:?

―友情は喜びを倍にし、悲しみを半分にする
シラー

N枚目。

つまりつまり○葉繁氏と。
「おいちょっと待て。」