えー、とある水柱さんはこう言ってます。
「生殺与奪の権を他人に握らせるな」って。
でも日本人って、それよりもはるかに強力なものに生殺与奪を握られているというか。
その「強力なもの」とは何か。
魅力なんですよ。
枕終了。口調を戻す。
ちなみに過去の自分のブログでも言ってることがある。
この位魅力は多岐にわたるということ(ブログ本館にて)
ちなみに魅力はマジック・ザ・ギャザリングの5色マナでいう所の赤マナ(ブログ本館にて)でもあるわけで。
このブログの中でも言っているが、赤マナで重要な能力として
対象を正しく指定する
というものがある。ちなみに対象指定がまともに出来ないと単体相手に効果を当てることが出来ない。
ランダムに1体選択したほうが強いこともあるが、戦闘相手も選べないのはなかなかに辛いものがある。
だがこの魅力、日本では持つことが難しい。と言うのも
魅力を持つことが出来ず、持つことが許されず、そして持つものに抗えない
ものだからである。
前者2つは主に教育機関であり、後者1つは主に主人公に抗えないと言うものである。
魅力のことに関してはコチラ。
そしてこの”対象を取れない人”に対してとても相性の悪いコミュニケーションが、主に緑マナで行われる
反射攻撃型コミュニケーション
である。
大体にして緑マナのコミュニケーションが
コンタクト(接近、接触、近接戦闘)をリソースに、自他共に反応する
ことが本懐である。それこそ反射用媒体として最も多く使われるのは
テレビである。
だからテレビに写った物を他の誰かに突然無理に跳ね返すコミュニケーションである。
テレビのニュースの強盗事件を見ては「そういえばお前のあの店で強盗してたよね」とか
ゲームの画面で魔王が登場したら「お前たしか国家虐殺してるよな」とかの無礼なことも
相手を反応させるためなら何でもありなのである。これが怖い点なのだ。
これが無礼だと思っただろう。だがテレビに映った物を利用して、三段論法で目の前の人間を否定すると言うものをある。
TVに素晴らしいものが映る→素晴らしいものはあなたとは違う→あなたは素晴らしくない
と言うような。この巻き添え論法を受けたときの正しい反応は
「おい関係ないものを巻き添えにしてんじゃねーよ」
なんだが、赤マナがなく物事の対象を正しく指定できない相手だと
反射してきた先が攻撃対象になるのである。
だから、こういうことである。
「テレビのあの子はかわいいのになんでお前はこんなにかわいくないんだ」
「テレビのあの子は頭いいのになんでお前はこんなに頭が悪いんだ」
…他もろもろ。これで
この言葉を言った目の前の人間が悪だとわかるのは赤マナを持つ人で
テレビに映ったものを悪だと思うのは赤マナを持たない人である。
これが所為”狙いを付ける”、カードゲーム的にいう「対象を取る」という事である。
まあ、狙いをつけるためには目を開けなくてはいけないんですがね。