100万は100万でも。

数値の価値は、全てにおいて同じではない。

その理由としては「上限/完璧であるときの数値がそれぞれ違うから」である。

アンパンマンでは頭を新しいものに変えたときのお決まりの台詞がある。

「元気百倍、アンパンマン！」

これはある意味体力をきっかり整数のみの100分率で言ったものなのであろう。

だから1%の下は0%、0%だと何をかけても0である。

しかし1%なら100倍すれば100%で最大値になるのである。

閑話休題。

前回のブログではちょうどテストの点数を少し語ったのだが
テストで100点がもてはやされるのは、それが

100点満点が完璧であるときの数値

であるからだろう。

それこそ高校以降になると解る事だが、テストの満点が200点とか300点と言う事もある。
(高校受験あたりでは国語の配点が単独で200点と言う事は多いし、漢字検定も200点満点である)

そんな中で「テストで100点取ってくる(ドヤ顔)」と言って出かければ、それこそどつかれてもおかしくない。
「お前半分しか取る気ないのかよ」と。

それこそ過去の…小学生の頃の自分は数字がでかければでかいほどすごいと思っていた。
だからドラゴンクエストよりファイナルファンタジーにはまっていたのではないかという説がある。

※ドラゴンクエスト(FC時代)だと一撃最大で250前後のところ
ファイナルファンタジーだと後半では一撃で3000あたりは軽く出せる

だからこそオーバーフロー、255とか9999とか65535で衝撃を受けるのだろう。

1桁の数字では9が一番大きいわけで、それが並べば何よりも大きくなるのが

ある意味バカの思想。

そしてタイトルでなぜ100万という数字を出したかと言うと
「音ゲー1曲を完璧にクリアしたときの、最も多い最高値」だからである。
ちなみにこの状況のクリアをエクセレントといったりするところもある。

楽曲別の1曲ごとのハイスコアだが数値が小さい順に並べると

REFLEC BEAT：音符数×3+反射回数×10＋フルコンボボーナス(50)
(おそらく3000を超えるものはない)

Pop’n Music：10万(全部Cool判定で押す事が出来たら)

BeatMania IIDX：20万(全部GREATが光ったらプレイ分15万+コンボ数で最大5万)

大部分の音ゲー：100万(古くはDDR、最新がDanceRush Stardom)

一部：101万(CHUNITHM)

純粋加点型：Dance Evolution、太鼓の達人、maimai、初音ミク Project Diva

Sound Voltex：1000万(全部CRITICAL判定で押す事が出来たら)

おおよそこのあたりであろう。だからそれぞれのように満点が違うので
いちいち数値がでかいからと言って攻撃する理由にはならないのである。

だから「Pop’n Musicで95000取れた」に対して
「こっちはSound Voltexで850万、ざーこざーこwww」は通じないのである。

確かに850万は9.5万よりはるかに数字だけは大きいが満点がいくらかのラインから見たら
前者のほうが満点を100%としたときに95%、後者が85%と前者のほうが上になるのである。

だから音ゲーで「100万点取ってくる(ドヤ顔)」と言った場合

DDRなら「全譜面Marvelous判定でクリアする」の宣言であり

CHUNITHMなら「完全な満点までは取る気はない」の宣言であり

Sound Voltexなら「開始5秒は耐えてみせる」の宣言なのだ。

…というより、そこまででかい数字が好きなら理科系のルート行けよと思いたい。
1京メートルの15/16とか602億の1兆倍とか普通に単位として出てくるぞ？
え、このでかい数字はなんだって？天文学とか化学とかやってる人に聞いてみて。
そういう人には9400兆メートルとか6.02×10の23乗って言ったほうが解ってもらえる。