カードゲームにおける戦闘タイミングは随分複雑になっている。
だがそのタイミングを理解すれば、「それが本当にいけないことなのか」が解るはずなのだ。
この中で
「防御は、戦闘に含まれる。」
と言った。だがもう少し正確な言葉があった。
その言葉をここで語る言葉を用いて後ほど言い直させていただく。
①攻撃開始時
ユニットとかクリーチャーとかで攻撃宣言をするフェイズだが
攻撃をしないことも出来たりする。
②個別ごとの攻撃宣言時
攻撃目標を定めるのは主にここだが、このタイミングで効果を発動し
相手のユニットやクリーチャーを壊滅させて攻撃、なんてことも出来たりする。
なおこの行動をするのは必ず「攻撃側」である。
③交戦発生時
攻撃する者が存在し、その攻撃を防ぐ者が共に存在するとき
はじめて「戦闘」が発生する。おそらくこの戦闘を「交戦」と言ったほうが
のちのちわかりやすくなる。
この行動には「攻撃側」/「双方」/「守備側」と3パターン存在する。
④対象討伐時
戦闘したものが倒れることで戦いは終わるのだがこれには
「勝利時」/「相打ち時」/「敗北時」がそれぞれ存在している。
基本これで戦闘は終わるのだが…
カードゲームは一人が負けた時点では終わらないためココからさらに
- ⑤ダイレクトアタック成功時
- ⑥試合終了時
に効果を発動するものも存在する。
ちなみに法律上なら、必ずこれらで処罰されるのは
攻撃側だけである。
攻撃側 | 相当する罪状 |
攻撃宣言時 | 暴行罪(ダメージが発生していないなら) |
交戦発生時 | 傷害罪(ダメージが無効にされていても) |
対象討伐時 | 傷害致死罪(相手は少なくとも意識不明) |
ダイレクトアタック時 | 外患誘致罪(攻撃対象が国になる) |
試合終了時 | 法が完全に機能停止したため罪には問われない |
そして守備側、敗北側は法には問われない。だがそれを覆すルールが義務教育下に存在している。
「みんななかよく」
である。
ずばりこの「みんななかよく」が咎める対象は「交戦の発生『のみ』」である。
そこに攻撃側も防御側も存在しない。これがあると
- 攻撃側:「みんななかよく」からダメージ
- 被攻撃側:「攻撃側」と「みんななかよく」からダメージ
つまり殴った側が-1、殴られた側が-2と完全に殴り得なのである。
しかもこのルールだと「攻撃宣言に関してお咎めがない」。これも問題である。
さらに言うと「相手を倒したら賞賛までされてしまう」ことも問題である。
(義務教育の学問を『解らないものを倒すと賞賛される』と理解したらそうなるでしょう)
つまり暴力についてもマイナスが
殴りかかって±0→喧嘩になって-1→相手を殴り倒したら+100
になるのが最大の問題なのである。
(ちなみに法の下なら殴りかかって-1→喧嘩になって-10→相手を殴り倒して-100と単調減少する)
そして初めに言ったことをここで言いなおすと
「防御は交戦に含まれるが
『みんななかよく』は
『交戦を咎める』」
となるのだ。ゆえに専守防衛が悪となる。そんなわけないだろ。
カードゲーム的に言うと、これらの行動が上の番号に合致する。
①バトルフェイズ開始時にうんぬんかんぬん
②このタイミングで飛んでくる罠と言えば「聖なるバリアーミラーフォース」である
③と④はそれぞれを掛け合わせられる
ホープレイの「相手プレイヤーは効果使用禁止」は「交戦発生時(双方)」
防御時/ブロック時は必ず③の守備側
格闘における「後の先」は「交戦発生時(守備側)&対象討伐時(勝利)」
など、戦闘に関しても割りといろいろわかるのである。