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法と命で象限を語る

投稿日:2018-09-05 更新日:

まあ、まず象限って何か説明しよう。

x軸、y軸でグラフを作る。

で、長い針のちょうど3時の地点をスタート地点とする。

その針を反時計周りに回し、90度ごとの領域をそれぞれ第1、第2、第3、第4と…

いや、図を見てもらったほうが早い。

基本はxとyそれぞれの値によってきまる象限…ゾーンなんだけど
数値以外の値でも作る事はできる。

たとえばこれをx=法、y=命として+にいくほどしっかりしていて-にいくほど脆弱になるとなると
物語の世界観を語る上で役に立つ。(グラフ内の矢印方向に進むにつれ+が強くなる)

第1象限(命も法もちゃんと存在する)

ようはこれが法治国家の日常。
普通の人が生活できている世界。
私達はここにいる。
Ariaシリーズなどは確定でここにあたる。
恋愛小説などは間違いなく第1象限だろう。
夏目友人帳や僕のヒーローアカデミアなど
法治国家内でバトル要素のある作品は
割と第1~第2を往復することになる。
戦うには当然力が要るわけだ。

第2象限(法がなくても命がある)

無法地帯や法の外でも生きられるほど強い主人公だと
この象限が舞台になる。
ギャンブル漫画や任侠映画、だけではなく
最近だとONE PIECEもここに入る。
(海賊は基本船の上にいるため普段は法の外で戦っている)
実はテレビのニュースは基本法に背いたもの=犯罪だけに焦点を当てているので
第2~第3を行き来している(対象の生命の云々は無意味)。

第3象限(法もなく人が次々死んでいく)

それこそテロリストの住む世界。というか無法地帯にいる一般人。
主人公はおらず、滅亡した/している世界。
ある意味北斗の拳の第1話のケンシロウが現れる前の世界や
彼岸島第1期最終回でラスボスを倒し損ねたバッドエンドの世界がここ。
(生死問わなければ)語り部はいるかもしれないが、英雄はまだいない。
第3~第4象限にかけて間違いなく言えるのは「人が死ぬ」。

第4象限(法はあるけど人が死んでいく)

ミステリー小説のような完全犯罪による殺人が行われる世界になる。
アガサ・クリスティから東野圭吾、
金田一少年から名探偵コナンまで自在。
第4~第1象限は全く繋がりはなさそうだが
とりあえず「同一世界」ということで繋がる。

実際のところ、英雄と呼べるキャラがいるのは第2象限の物語。
なんにしても『法で護られなくても生きていける』のだから。
だからこそ一番力が強いのは第2象限。

それこそ第3~第4象限が好きだと
ある意味『謎に興味がない』んだよねー。

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