うたかた一発劇場(出張版)

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プチ小説

くたばれ100点満点。

投稿日:2018-02-23 更新日:

(都都逸)
♪int型にて真偽を語りゃ 九割八分も偽となれり

えー、コンピューターにはint型という入力文字の方がございます。

だいたいこのintってなんぞや、それが大半の方のご意見でしょう。

これは元々Integer、つまりは「整数」ってやつなんでございます。

この「整数」、コンピューターの上におきましてはもうひとつの意味で
「端数切捨て」という意味でも使われるのでございます。

あ、この考え方はExcelでも十分役に立ちますのでぜひ覚えて帰っていただきたい。

そして真偽。まあYesかNoかってことで大体間違っておりません。
Yesが真、Noが偽でございます。
この真偽もコンピューターの上では0が偽、1が真なんですが…

感のいい旦那なら、この段階で気がついたでしょう。

そうです。選択肢が1つならいいんです。0/1の偽、1/1の真で話がわかる。
この選択肢を50とか用意して判定結果を0か1かで判断する。

その合計結果の数値が『端数切捨てで』0か1かを判断したら?

49/50も21/50も全部同じく0。ただ真になるのは50/50しかない脅威の判定になるわけでございます。
ちなみに何も考えずに1/2を50連続引くとなると大体1000兆分の1の確率。
それしか認めないってのは、いくらなんでも心が狭すぎませんかね?

この1000兆分の1を引けっておっしゃってるのがすごく身近にある。

そう、学校のテストでございます。

それこそ小学校の頃は100点満点じゃないと親御さんに何言われるか解らない。
しかしだんだん年齢が上がるに従って100点じゃなくて70~80点取れれば合格となる。
現実に使うものはそんなものでいいんですよ。

なぜって、失敗したらその都度もう一度やればいい。
80%出来るなら、2回連続でやるだけで確率96%でございます。

それにもうひとつのテストの弊害ってのが
「数学の証明問題」なんでございますよ。

なんにせよこれのおかげで
「反例をたった一つ提示すれば、その理屈は成立しない」
って狂ったご意見が多いもんですから。
それを人間に適応しちまおうってんだから性質が悪い。
人間なんざ十人十色、地球全土で77億人77億色、
32ビットで表しきれないほどいる人間のデータの中で反例ひとつで云々とは
いささかやかましいんじゃねえかって思いますけどねぇ。

ちなみに証明問題で反例がひとつもあってはいけないってのは
後々に使える法則だからという説があるとかないとか。
1+1=2って数字の法則は、2000年経った今でも崩れちゃいないでしょう?

常に100点、というか100満点を基準にしちゃいけないんでございますよ。
TRPGにおいては行動判定の成功率が100%になることはまずありえません。
判定の成功率は高くて98%。99%まで上がるのは早々ございません。
何でか?そりゃあ人間様だからでございますよ。

あと100点満点だけをよしとすると、二元論どころか一元論の思考になっちまいます。
Yes or NoじゃなくYes or NotYesに。後者に理屈は通じやしねえ。Yes以外が広すぎる。

だから普段は80点、決めなきゃいけねえ時は100点でびしっと決める。
これでいいんじゃねえでしょうか。

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