色んなもののデータを取るときに読者さんならどこを取る？
おそらく平均値とか中央値とか、データの真ん中の値を参考にするはずなのよ。
それを全否定するものが本当に身近にある。
テレビだ。
その中でも確実にバラエティ番組はそう言える。
その中でもコントやお笑いだったりする。
それの面白さは「正しい事があった上で、それと違う事をする」
ことに面白さの本懐があるのだが、理解力がなければそれには気づけずに
だた「おかしい」ことだけを求めるようになる。
その笑いは完全に小学生仕様なのだ。
そしてクイズのコントの中で必ず否定されるものがある。
最後の1問100万点
というもの。スコアの合計値で勝負を決めるルールを
突然ご破算にするからクイズのコントとして成立するのだが
ギャグで生きるとこれがスタンダードだと勘違いされてしまう。
さらにコレだけではなく、クイズは正解してポイントを増やすのだが
そこにまで逆行したクイズがあった。
さんまのからくりTVだ。
正解すれば10点、はまあいい。
おしい回答ならば6点も許す。
ボケで6点、小ボケで3点と可笑しければ得点が発生する、
このクイズシステムは流石に駄目だ。
不正解だけで優勝できてしまう。
さらにクイズそのものの思考にも問題がある者があった。
回答者に正解されたら、出題者の負け
と言う思考。主にマジカル頭脳パワーやヘキサゴンで見られた現象だ。
だから「名前を読まれたら負けだと思っている」類の思考も
クイズから生まれたものなのかもしれない。
密教の教えでそういうものはあるが、あきらかに呪法などに絡む文字で
人間の発音できる文字ではないのだ。
名前を読むことが出来なければ、不戦敗だというのに。
ココまでだけでも
・積み重ねることを否定する
・不正解に価値を与える
・正解されたら自分の負け
と、価値観を過てるものだと解るだろう。
そしてさらに大きい部分がある。
「やるなよ、やるなよ！絶対やるなよ！」
これである。現実世界でやってはいけないことがなぜやってはいけないかと言えば
死ぬからである。
だがお笑いだとこれが許されるどころか全ての行動のスタンダードにまで昇華されてしまったのだ。
だからこそ法律違反でさえも「やるなよやるなよ」の理屈の上では
破ることが前提なのである。
さらに、「お金を払う」と言うことに対して「罰ゲーム」という認識を与えたのもおそらく」TVだろうと思っている。
そして実は、概念的な部分で間違えているものがある。
皆さんは「～する人」の事をなんと呼ぶだろうか。
そう、「芸人」ですよね？
…アメトークがこの概念を叩き込んだのだ。
大体にして芸人がテレビで芸を出来なくなって早数年、
トーク番組最大手だからこそこの概念が叩き込めたのだ。
バラエティ番組だけではない。テレビの番組が否定してきたものは他にもある。
正常値や標準値だ。
これらの値を「ダサい」と切り捨ててきたのがTVだ。
それも仕方ない。なんにせよ日本一である我にとって
日本一のレア事象こそが素晴らしいと本気で思っているからだ。
三種の神器であり、奉る建物(東京電波塔)は日本一の高さを誇り
生まれてすぐに(戦後復興の礎として)95％の国民が崇めたものなのだから。
だからこそ、スポーツは日本一、世界一に手が届くところだけを写す。
それを基準にするから負けたら引退しろなんて普通の人に簡単に言える。
CD売り上げTOP10等もそう。10枚しかないものの10位のランキングをしているわけではない。
逆の側、最も身近で日本の底辺はなにか。
ニュースである。
犯罪という「解決手段の最低値」をとったものだけがそこに写るのである。
しかも分布上min(X)になりうるもの、数値上では
平均から5～6σ下回った場所だけを基準にすること、
そしてそれだけをTVに映し出すことが
「犯罪」を日本国民の言語に
することに成功しているのである。
(ちなみに犯罪を犯した段階でその関連するものからはつまはじきにされるのが当然である)
そして犯罪だけではない。暴力、暴言も病気や障害の名前も日本国民の言語と化している。
そして障害はもはや罵倒の一つであるのだ。
物語があるものにバトルシーンが存在するが
主人公の魅力に目を向けられないものは
暴力や暴言が言語の基本となる。
そしてTV以外にも、これらを映し出すものは存在しており…
次回予告
{
だからこそ、この世の全てがXXXXXXXXXX。
}
