高校とか大学とかだと、赤点というかボーダーラインが60点というのが多い。
というのはそれが「何度もやって正解を導く」ということが前提と言うことである。
なぜか。60点、つまり60%で成功するなら(ここでは成功の逆を失敗と見ている)
5回やり続ければ成功率は99%に近づく。
これは「成功する=失敗だけの連続にならない」という定義で話している。
上の例で言えば成功60%なら失敗40%となる。これを連続して行うと
2回目:全失敗率16%
3回目:全失敗率6.4%
4回目:全失敗率2.56%
5回目:全失敗率1.024%
となる。
面白いのは以降成功率が10%上がるごとに全失敗率1%ライン、
所為成功率99%ラインが行動回数1回ずつ下がっていくという点である。
成功率70%なら
2回目:全失敗率9%
3回目:全失敗率2.7%
4回目:全失敗率0.81%
成功率80%なら
2回目:全失敗率4%
3回目:全失敗率0.8%
成功率90%なら
2回目:全失敗率1%
100%なら言うまでもないだろう。
なんで50%を上げていないかと言えばそれでは運否天賦、
つまりコイントスと変わらないからである。
しかし注意する必要がある。
前回の失敗を踏まえて挑戦しないと、失敗率は下がらない。
つまり失敗を踏まえていなければ成功率60%は何回やっても60%なのだ。
だからこそ連続で挑戦する必要がある。
一度の失敗でいちいち人に自害を要求してたらそこに進化はない。