で、以前こんなことを書いたわけで。
ゲームとかを色々見てきて主に足りてないのはこれなんじゃないかってのがなんとなく明らかになった。正直GURPSと5色マナを足し合わせた意見だ。
で、そのヒントになる動画がコチラ。
そして魅力を表すマナの色も恐らく絡んでいる。
では魅力とは何か。改めて細分化していこう。
×①:性的魅力
ちなみにこれはあえて×としているが、間違っているという事ではない。
「魅力とは性的魅力以外に存在しない」ということが間違っている。
さきほど挙げた動画の中の考え方の違い、つまり
エロイ=PERVERT(性的倒錯)と見ているか
エロイ=ATTRACTIVE(魅力的である)と見ているか
という大きな違いがある。ちなみに下の理解だと往々にして
エライ=エロイ
でありさらに
エロイ=エッチ=グッド=ビッグ
に繋がっているので注意が必要である。
※1:エライ=エロイになるのはローマ字表記で75%文字が一致しているからであろう(ERAIとEROI)
※2:エッチ=グッドになるのは「カタカナ3文字」「2文字目が『ッ』」「『良い』という意味」で3点一致しているからであろう
それこそ魅力を性的魅力だけで捉えると危険なのは、高校教師が女子生徒に対して
- ウナジがエロい
- ポニーテールがエロい
- 透けた下着がエロい
などと言ったセクハラに繋がる思考でもある。
先のブログでも挙げているが魅力に関連するマナの色は赤だが、性に関連するとマナの色は一気に緑になる。
そしてここからはGURPS準拠、つまり魅力の反映結果を「反応」と表記したゲームによるものである。
一般的には「印象」のような漢字で捉えれば間違いはないだろう。
つまり相手に冷たく接するか暖かく接するかの違いである。
(反応修正:補正値に3D6をあわせてその合計が大きければ大きいほどプラスならば好意を、マイナスならば悪意を示してくれるというもの)
①:肉体由来
さきほど上げた性的魅力も主にココに挙げられるのだが
人間が見たり聞いたりしたら解るものつまり容姿や声の美しさである。
一般に人が「イケメン」とか「イケボ」とか呼んでいるそれである。
(まあそれだけで倒れるぐらいには耐久力が低い者があふれているが)
GURPSにおいては容姿の美しさや声の美しさに相当する。
- 容姿/プラスにもマイナスにもなる。だが一定以上の容姿なら異性にさらにプラスになる。
2レベル上なら同性に+2、異性に+4。絶世の美人となれ同性に+2、異性に+6までにはなる - 美声/その人の声が美しいこと。声が聞こえる人全てに+2。
ちなみにココで挙げた「異性に+6の補正」は後々登場するのでぜひ覚えていてもらいたい。
こういう魅力を持つものは往々にして「それを磨き続けている」と言うのはある。
当然プラスだけではなくマイナスになる容姿、要は醜さや醜い声と言うものもある。
そして姿形と言う意味では人間でなくても動物でも適応されるのである。
②:精神由来
考え方や思考の根源が犯罪に基づいているとこれらは当然下がっていく。
暴力で全てを解決できると思っていたり残虐行為を好むものは反応が悪くなる。当然だろう。
また法の下でまじめだったり自信と能力が適切にかみ合っていたりすればその人への反応は良くなるものである。
- 乱暴者/暴力は全てを解決するという思考及び行動、反応-2
- サディスト/相手が苦しむ姿が楽しい、反応-3
- 誠実/法の下の世界では反応+2、法の外では反応-2
- 自信過剰/宣言したことが出来るなら勇者とみなされ反応+2、出来ないなら嘘つき扱いで反応-2
ネット荒らし基本セットにはこれと次に挙げられる社会性由来の反応に関して
自分が対象にならなければ反応修正が正負反転している
ところがあるが…(つまり暴力で全てを解決できるのがカッコイイと思われている。一般的には乱暴者が反応-2になるところを反応+2になる世界が無法地帯、2chってことだ)
③:オーラ由来
雰囲気で感じ取れる魅力というものもある。「カリスマ」などと呼ばれているものだ。
- カリスマ/意思ある者全てから反応+カリスマレベル。
人によってはそういう雰囲気を匂いで感じ取るものもいるが
それこそ王侯貴族の方の雰囲気は違うはずである。
(私はそういう人には会ったことはないのだが)
④:社会性由来
これが以外に重要になる。まず社会的地位。当然高ければ反応はいいし逆も又然り。
さきほど上げたネット荒らし基本セットだとこれらの正負は反転するのだが。
(相手の地位が高ければ攻撃対象にしかならないがお金をもらって相手の地位がわかれば仲間になる)
- 社会的地位/-4の奴隷から+8の国家君主まで。一般人ならば±0。
反応修正としてこの値の1/3が追加される
ちなみに社会的弱者であることはこれだけで反応が下がることもある。
この地位には当然財産も含まれる。まあ基本比例しているものである。
そしてもうひとつ重要なのが知名度、これが
テレビで見たことがあるか
である。(ただし東京電波塔由来でなくてもそれに順ずる画面で見たことがあれば適応される)
テレビで見た作品であるか、テレビで見たキャラクターであるか、テレビで聞いた声であるかと言うものがが魅力に繋がるのである。
だからアニメとかドラマ、すなわち物語に属するものは強くなる。
- テレビで放送されたら『作品に』反応+2
- その作品に『登場するキャラクターに』反応+2
- そのキャラクターを『演じる俳優に』反応+2
とテレビで見た作品、そのキャラクターになればそれだけで反応修正+6、①で挙げた絶世の美人レベルに値するほど反応があがるのである。
(それを履き違えてキャラクターを演じる人に有名なだけで演技の技量がない人を合わせるものも多数ある)
反応修正が+6もあれば、悪党の集団でも反応は良くなるのだ。
サディスト(反応-3)、乱暴者(反応-2)なども反応+6があれば余裕でプラスになるから…
ここまでが純粋な反応修正、対象の持つ魅力によるものであるが実は適切な技能があれば最後の反応修正が理解できるようになる。
その反応修正とはアニメのストーリーをちゃんと理解できていれば演じる者とキャラクターの技量がつりあっているか解る…と言うのはむしろ④の反応。最後の反応修正は
⑤:技量由来
である。実際には先に挙げた例も「物語を理解する」というスキルは使っているのである。
簡単に言えば「その物や相手の技の腕前」が高ければ
「これはすごい」という好反応を引き出せるのも当然である。
タダこれにはその技への知識、相手に近しい能力が必要である。
(一般にIQが20違うと話が通じないと言われる。
GURPSで換算するなら知力が2違う位の差である)
ここまで反応修正のことを書いて、
これらすべての反応が全て性的魅力としか繋がっていないと出来のいい品物を見たときに
「素晴らしい!抱いて!!」
という言葉が褒め言葉になりうるのである。
とにかく、力がないと知名度と肉体由来の魅力しか理解できないのだ。
そして魅力が「性的魅力」としか繋がらないのだ。どれだけ危険か解るだろう。
テレビ(など)で見た普通の人を
「声」「いい」「声」「いい」「あっ」「あっ」「無理」
となるのも
「顔」「いい」「顔」「いい」「あっ」「あっ」「あー」
となるのも間違っているのである。
(知名度+肉体由来の魅力だけで思考が破壊されるほど脆弱ではある…)
マナの色の5色で言うなら、×①:緑、①~④:赤、そして⑤:青である。
相手の魅力だけで倒れないようにするなら、力をつけよう。
…そうすれば魅力的な英雄に付き従える存在になれるんだ。