うたかた一発劇場(出張版)

ESPANAの日々徒然ブログ(ゲーム多め)。

プチ小説

うたかた一発劇場「バクダン・イワ=サン」

投稿日:2019-07-07 更新日:

重金属の雨とは無縁の森の中、一人のニンジャ、というか盗賊だがが歩いていた。

「まあこういうところだからマッポーじみた敵は出てこない」
 

―ばくだん岩があらわれた!―

「!!!」

コマンド―>アイサツ

「…ハジメマシテ、ドーモ、ニンジャヘッズ=サン、デス」

「ドーモ、ニンジャヘッズ=サン、バクダン・イワ=サンデス」

手持ちの武器を鋼の剣に持ち替えて(いやよく装備できるなそこの盗賊(汗))、爆弾岩に切りかかる!

「イヤーッ!!」

かいしんのいちげき!バクダン・イワ=サンに84のダメージ!

バクダン・イワ=サンはつぶやいた。
 

「…さあ、俺の今のHPを数えろ」

説明しよう!DQ5DS仕様のバクダン・イワ=サンは、HPが1/3以下になると即座に爆発する仕様なのである!
そしてバクダン・イワ=サンのHPは92~115、つまりこのダメージだと…

「…えっと、最大で31」(←最大HPで計算したのはキモチ案件)

インガオホー!!!

(チュドーン)\アイエェェェ!!!/

さながら核地雷じみたバクダン・イワ=サンのメガンテが飛ぶ!サツバツ!

数ヵ月後。次回作になりました。

「とりあえずバクダン・イワ=サンなんていうマッポーめいた危険生物が森の中にいるんだよ。」
「というか岩なのに生物ですか。ってセンパイなんか踏みましたよ。」
 

―ばくだん岩があらわれた!―

「嫌゛ーッ!」

―ばくだん岩はいきなり襲い掛かってきた!!―

「グワーッ!!…!?」

(落ち着け、よく考えろ、相手はバクダン・イワ=サン。こっちから切りかからない限りインガオホーで爆発はしない!
相手が動く前に力を溜めて一撃で切り倒せればこっちの勝ちで)

「えっと、DQwikiによりますと、DS6のバクダンイワ=サンには『HP無関係で爆発する』という仕様が追加され―」

「ワッザ?」

ハ イ ク ヲ ヨ メ ! !

(チュドーン)\アイエェェェ!!!/

なんたるアワレ!半径20mアイサツすらできずに華やかに爆発四散!
なんたるシツレイタクティクス!しかしこれこそバクダン・イワ=サン!
ナムアミダブツ、ショッギョムジョ。

さらに数ヶ月後。

A「…突然なんだが魔王クラスが遠くで戦ってるわけだが。」
B「で、俺たちにどうしろっていうわけで。」
A「一応策はある。ここにモンスターを召還できる本があるわけだが…お前魔法使えたよな。」
B「大体Lv30あたりまでは。」
A「じゃあメラミとバシルーラは。」
B「両方大丈夫だ。」

メラミ:敵1体に炎属性80前後のダメージ
バシルーラ:敵1体をどこか遠くに飛ばす

A「その策ってのはこうだ。まず俺がばくだん岩を3体ほど召還する。」
B「ほう。」
A「そのばくだん岩にメラミをかけてバシルーラで飛ばす。イイネ?」
B「アイエェェ!?ナンデ!メラミナンデ!!」

ちなみにマンガでもおなじみのネタではあるが、
ばくだん岩に炎系のダメージを与えるだけで充分過ぎるほどマッポーめいたタクティクス。
それにメラミをかけるとなればまさにハラキリ重点なタクティクスなのだ!

A「いいかよく聞け、ここで召還するばくだん岩のHPは変動があるが92~115、それにメラミのダメージは約80だから確実にメガンテ圏内に入る。そうなったばくだん岩を魔王に飛ばせば確実に倒せる。」
B「…ちなみにバシルーラしくじったら。」
A「俺ら華やかに爆発四散。」
B「メラミ当ててからバシルーラ撃つまでの猶予時間は。」
A「『メ』『ガ』『ン』『テ』のカウントダウンだから、約3秒。」
B「…このレベルのダメージを出す代替案は。」
A「魔力開放してからのスーパーハイテンションでイオグランデ。」

スーパーハイテンション:次の一撃のダメージが7.5倍前後
イオグランデ:魔力開放をして最大まで魔力を上げた場合、爆発属性の470~490ダメージ

B「圧倒的に時間がない。アッハイ。」
A「じゃあいくぞ、来い、ばくだん岩!!」

と叫び、魔方陣のようなものから3体のばくだん岩が現れた!

A「よし、まかせた!」
B「…やるか。」

Bはメラミをとなえた!ばくだん岩Aに93のダメージ!

『メ』

B「で、すかさずバシルーゥヴェアッ!!!」

『ガ』

ヤッチマッタナー!!!

※イメージ映像です

A「何してるアホ!はやく飛ばせはやく!!」
B(そんなこと言っても舌噛んで口が回らないんだよ馬鹿!)

『ン』

A「そんなことしてる間に3秒とか簡単に」

『テ』

B「嫌”-っ!!!

ばくだん岩Aを倒した!メガンテの声は幻聴だった!!
(実はHPが92のばくだん岩だったらしい)


恐怖から解き放たれて突っ伏す2名の図→lil_| ̄|Oill illorzlil

A「よし本番イッテミヨー!d(・▽・;)」
B「アホかーっ!!!(#TДT)=○))T▽)」

まあ、そりゃそーだ。

B「大体なんでメラミかける必要があるんだよ!相手は魔王なんだから抵抗してそのまま向こうでメガンテでいーじゃねーか!」


Bはバシルーラをとなえた!ばくさん岩Bは飛んでいった!
Bはバシルーラをとなえた!ばくさん岩Cは飛んでいった!

…ん?ばくさん?

B「…ほらみろこれでいいじゃねーか。」
 

?「ドーモ、冒険者=サ『ン』、落し物です。」
A「ドーモこれはゴ『テ』イネイに…!」

振り向いた時に状況を把握した。
その魔王クラスの敵がこちらにルーラで飛んできていた。そしてその両手にはばくだん岩。
アイサツが終わったあとに即座にルーラで元の場所に戻ったらしい。
そして私達はゴテイネイにと言った時に『テ』だけハモったことで運命を理解。

トキ  スデニ  アベシ

チュドーン!!!

\アイエェェェ!!!/

?「…ナムサン!」

A「…だからメラミ撃ってからって言ったろうが。」
B「ばくだん岩を両手で持ってルーラなんて対処法知るか…」

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