―友情は喜びを倍にし、悲しみを半分にする
シラー
成功と失敗を数値にしてみたら面白いかと言うことの過去ログなのだが正直なところ大きく加筆修正する事になっている。
色川武大、阿佐田哲也の名前のほうが有名かもしれないが
勝ち負けを相撲に例えて言葉を残しているらしい。
概要を書くとこうなる。一応、相撲は15戦した結果で見るわけだが…
・まず勝ち越し(8勝以上)を目指すべし
・次の段階に行ったならせめて6勝ぐらいすればいい。
ただしそのうちに2,3戦大物を倒すべし
・2勝しかできない戦いをしてはいけない。
負け癖がつき、人として卑屈になる
という事を言っていたそうで。
またとある方は
「どんなに新しいゲームでも、2割は勝てないとユーザー離れていくんよ。苦行やってるわけちゃうんやから」
とも言っていた。
そしてさらに別の方は
最初に賛成するのは2割,反対するのも2割くらいなんですね。で,頑張って努力していると,残りの6割の中で,ちょっとずつ賛成派が増えていくんですよ。
そして,その人数が,全体の1/3くらいになった瞬間が臨界点で,一気にムードが変わって,残りの6割だった人がほとんど賛成派になる。
とも言っている。
これについてはここを参照あれ。5ページ目あたりから抜粋している。
タイトルで挙げた比率と言うのは喜びの量として、一応普通の人間は成功して喜び+1、失敗して喜び-1じゃないかと思っている。
ここに冒頭に挙げた「友情」をかけると成功して喜び+2、失敗して喜び-0.5といったところになる。
これなら15戦3勝12敗で±0となり、そこを超えられるだけでプラスは維持できる。
ただこれの逆、それこそ喜びを半分にし、悲しみを倍にする、そんな人間がいると絶望的である。15戦12勝でようやく±0、プラスに転じるには15戦13勝以上と完全に幕内優勝ペースまでいかないと許されなくなるのだ。
なんだが…本当に強い人は失敗してもマイナスにならない強さがある。そういう人は間違いなく
一歩一歩積み重ねる強さを自分の体が知る人
なのだ。